ウレタン樹脂系


柔軟から強靭まで幅広い接着設計が可能。2液反応硬化型と1液(溶剤型、湿気硬化型、エマルジョン型、ホットメルト型)に分類される。1960年代には、靴・包装材料の接着で活躍し、1980年代には自動車産業、現在は建築業界で使用されている。

 

・1液タイプは空気中の湿気と反応する湿気硬化型が多い

・2液タイプは、ポリオールとイソシアネートを反応させる

・エポキシ樹脂系と比較すると金属接着性や熱劣化性に劣る

・1液タイプであっても2液タイプと性能にあまり差がない

・プラスチックへの接着性が良好

・1液化が可能であるため、2液混合型のような使用前の軽量、混合の手間が省略でき、計量ミス、混合不良等の不具合発生の心配がない

・無溶剤化または、低溶剤化が比較的簡単に図ることができる。

 労働安全衛生法や消防法に該当しなくなる

・エポキシ樹脂系と比較し、カブレの心配が少ない

・木材や無機質材料から各種プラスチック、金属まで優れた接着性を示す

・耐熱性や耐水性に優れ、建築内装分野に適用可能

・加水分解による劣化を起こしやすい

・呼吸困難等の健康被害の恐れがある

・耐熱性は概ね100℃程度